旧サイトにFAQとして記載していたものですが、紛失するともったいないので記録しておきます。当時はほとんど情報がなく試行錯誤で解析したOrcaの情報。

vsi_orca
システムで共通して使用する環境変数をVisual Studio Installerのレジストリエディタで設定した場合、アプリケーションをアンインストールした際に環境変数ごと削除されてしまう。これではPath環境変数等で不都合が生じるので、ビルドされたMSIファイルに対してOrcaを使用して環境変数テーブルを挿入する。挿入したテーブルは[Tables]-[Export Tables]メニューでファイルにエクスポートしておくと、MSIファイルをリビルドした際に[Tables]-[Import Tables]メニューでインポートできて便利(MSIファイルのビルド時には環境変数テーブルは残るので不要)。

操作方法
(1) OrcaでMSIファイルを開いた後、[Tables]項目の[Environment]を選択する(存在しない場合は[Tables]-[Add Table]メニューで追加する)。
(2) [Tables]-[Add Row]メニューで設定したい環境変数を設定する。

Environment 環境変数テーブルの行を識別する一意の任意の文字列を設定する。下のNameと同じでいいかも。
Name 環境変数名を設定する。環境変数名の前に「*」文字を追加するとシステム環境変数への設定となる(通常はユーザ環境変数)。
Value 値を設定する。現在の値に追加したい場合は、[~]を併記すれば良い。
Component_ [Tables]項目の[Environment]に含まれる行からこの環境変数のインストールが依存する行を選択(パッケージに含まれるコンポーネントなら何でも良いと思う)し、[Component]項目の文字列を複写する。

たとえば、Path環境変数を設定する場合
 Name=*Path
 *Path.Value=[TARGETDIR];[~]

プロパティの詳細については、MSDNライブラリの「プラットフォームSDK」でキーワード「Environment プロパティ」を検索すると良い。